おぎろぐはてブロ

なんだかんだエンジニアになって10年以上

アメリカで Nexus 6 を ReadySIM で使った

以前は、Nexus 5でAT&Tプリペイドを使っていたのですが、SIMサイズが変わったので再度入手する必要があり、 今回はプリペイドのSIMである、ReadySIMを使ってみたので、ハマった点を含め書いてみます。

注意: 2015年8月時点の情報に基づいています。利用を検討される場合は改めて情報を確認してください。

料金プラン

通話とSMSが可能な TALK+TEXT+DATA プランと、データ通信のみの DATAプランがあります。

公式通販で海外発送も行えますが、送料が $9.90 かかる上、到着まで時間を要するため、国内でAmazon等で買うのが、そんなに割高でもなく、すぐ届いて安心なことを考えるとおすすめです。 何かとSMSは必要なので、迷ったら TALK+TEXT+DATA プランのがよいと思います。

例えばこんなの。

最近は全てのSIMサイズに対応できるマルチカットのSIMカードで提供されるようで、自分が入手したものもそのタイプでした。 念のため自身の端末と、注文するSIMのタイプを確認してください。

公式サイトの料金

ざっくり整理すると以下

有効日数 7 14 21 30
データ通信 500MB 1GB 1.5GB 2GB
TALK+TEXT+DATA $25 $35 $45 $55
DATA ONLY $15 $25 40

データ通信を使いきってしまった場合、利用日数が元々の日数を超える場合は、オンラインでクレジットカードにより追加でチャージする (TOP UP) ことが可能ですが、このときの価格と追加されるデータ量、日数はこの表と同じ金額となります。 例えば通話可能プランで14日利用する場合に7日分を購入した場合、最初に25ドル、追加で25ドルかかることとなります。

アクティベーション

現地についたら以下の手順で有効化します。

  1. SIMを端末にセットする
  2. 電波を掴んだら 7850 にSMSで5桁の現地のZipコードを送る (予め調べておくのがよいです)
  3. アクティベーションが行われ、電話番号が付与される。
  4. APNを設定する。APN名は wholesale。

AndroidiOSWindows Phoneの設定方法は以下にまとまっています。

また、アクティベーションの手順の中でも教えてくれます。

Nexus 6でハマったこと

アクティベーション後、APNをセットする際、既に wholesale というAPNが存在していたのでこれを選択したら繋がらず。 結局、これでなく改めて APN に wholesale とだけ書いたプロファイルで問題なく接続できました。

考察

Nexus 6では、LTEは使えない

Nexus 6 には、XT1103 (北米モデル) と XT1100 (グローバルモデル) があるのだが、日本国内で普通に入手できるのは後者のグローバルモデルとなります。 違いは対応バンドで、国内でLTEとして使える一方、アメリカでは、LTEが使えない。これは、AT&Tでも、ReadySIMのT-Mobileでも同様。

まぁ、早くはないものの、Webブラウザや、FacebookGoogle Mapの操作等には大きくは影響はない。また、そんなに通信されても、すぐにプリペイド分を使いきってしまうので、遅いものと割り切るのがよいかと思う。 ただ、今回、電波の入りの悪さを感じることが多かったので、LTEが使えないことよりもこちらのがデメリットかもしれません。

選択肢として

現地でのアクティベーションは楽なので、よいと思います。 短期滞在だと国内キャリアの海外データ定額がよいし、長期だと現地でSIMを入手したほうがよいし (参考: http://blog.hmm.jp/entry/att-prepaid-sim-on-nexus5)、ReadySIMは1週間〜2週間程度の滞在にはよいかと思います。

まとめ

  • 1週間程度の滞在にはよい
  • LTE非対応だし、電波もちょっと弱い