High Performance Web Sites
Cookieがパフォーマンスに与える影響で書いた件について、この前、くまさんと、六本木で燃えさかる焼肉を食いながら軽く話した。その中で、「Cookieのサイズ気にしても、そもそもYahoo!って、HTTPヘッダ自体が大きいよね」とかいう話も出たり、確かにそうかもねぇ、ということで、きちんと仮定をたてて実験をしようと思っているところなんですが、、
Safariの新刊見てたら、オライリーのHigh Performance Web Sitesという本がRough Cutsで提供開始されてました。(Rough Cuts: 出版前の本を書いてる途中からオンラインで提供していくというサービス) 目次を見て、今欲しいのはこれだと思った。大見出しだけを転載。小見出しも含んだものはこちらで。 (Rough Cutなので、最終確定のものではないです。)
- The Importance of Front-End Engineering (フロントエンド開発の重要性)
- HTTP Overview (HTTP概要)
- Rule 1: Make Fewer HTTP Requests (HTTPリクエストの数を少なくする)
- Rule 2: Use a Content Delivery Network (CDNを利用する)
- Rule 3: Add an Expires Header (Expiresヘッダを付加する)
- Rule 4: Gzip Components (Gzipする)
- Rule 5: Put CSS at the Top (CSSを上部に持ってくる)
- Rule 6: Move Scripts to the Bottom (スクリプトを下部に移動する)
- Rule 7: Avoid CSS Expressions (CSS Expressionを避ける)
以下、これから書かれる予定のもの (Prefaceより)
- Rule 8: Inline in Home Pages (JavaScript/CSSを外部ファイルにするのとインラインで埋め込む場合とのトレードオフ)
- Rule 9: Minimize Domains (ドメイン数の最小化。結構見過ごされるDNS lookupのインパクトについて)
- Rule 10: Minify JavaScript (JavaScriptの圧縮。JavaScriptから空白を削除する効果の定量化)
- Rule 11: Avoid Redirects (リダイレクトを避ける)
- Rule 12: Remove Duplicate Scripts (重複するスクリプトの削除)
- Rule 13: Turn off ETags (ETagをオフにする。Etagの動作の詳細と、なぜ2台以上のサーバで利用するときに問題となるか)
- Rule 14: Cache Ajax (Ajaxをキャッシュする)
- Performance Tools (パフォーマンスを評価するためのツールについて)
- Case Study: Google
- Case Study: Yahoo!
- Case Study: ???
チャプタのタイトルだけ読むだけでも、ポイントが示されてて、それだけでいいやって感じもしないでもない。
出版日が2007年9月予定とか書いてあるので、そんな先は嫌なので、Rough Cutsで購入しようかと思います。
で、このSteve Souderさんって誰なんだろうとぐぐってみたら、works at Yahoo! as the Chief Performance Yahoo!ということでした。結局落ち着くところはYahoo!か。
[追記] 表紙に書いてるタイトルは、High Speed Web Sites。タイトルもきまってない?