おぎろぐはてブロ

なんだかんだエンジニアになって10年以上

Cookieがパフォーマンスに与える影響

Yahoo!YUI Blogで、"Performance Research, Part 3: When the Cookie Crumbles"という記事で、Cookieがレスポンスに与える影響が説明されています。
Cookieのサイズと、それによるレスポンスタイムの変化の表とか興味深い。

まとめの適当な訳。

  • 不要なCookieを排除する
  • cookieのサイズを可能な限り小さくする
  • 適切なドメインレベルで発行し、不必要に他のサブドメインに影響を与えないようにする
  • 適切な有効期限を設定する。

実サイトのCookieサイズの分析

記事の方では、トップページにアクセスしたときの各サイトで発行されるCookieのサイズの表が示されています。
でも、それってちょっと、やほーの都合のいいような条件にしてないか?ということで、普段使って、Cookieが蓄積されている状態でのCookieのサイズを調べてみました。(普段使っているサイトで、ログインした状態で、document.cookie.lengthを叩いた結果)

cookie size
google.co.jp 369
mixi.jp 395
youtube.com 396
amazon.co.jp 455
d.hatena.ne.jp 510
yahoo.co.jp 807
yahoo.com 971
myspace.com 2203

googleは少ない。yahooはぼちぼち。そして、myspaceダントツ。

あと、Yahoo!は、画像などstaticなファイルを別ドメイン(yimg.com)から取るようになっていて、そっちのcookieは25文字と大幅に小さいもの。cookieによるパフォーマンスへの影響を抑えるためかと。(図のFirebugのオレンジ色でぬったとこだけが*.yahoo.com)

ちなみに画像の左上の赤で囲んだ部分のアイコンは、巨大な画像の一部を切り出してたりする。

逆にmyspaceは、ユーザプロフィール画像以外は x.myspace.com とかのサブドメインから取っていて、こっちにも普通に巨大cookieを送出しているので、ページ上に載っている画像などのコンテンツが多いと、影響が少なくないと思います。